夫婦の役割

大学のクラスメートたち。20人ほどのクラスの中で、子供がいる人は1/3強。私と同じような環境で、子育てと学生生活をしているので、非常に刺激になる。

昨日は、実験室の授業で、隣に座っているクラスメートのパティ(2歳児の母)が「最近娘が体調不良で、夜寝る時、私の胸の上に覆いかぶさって寝るので、睡眠不足なのよ。」と笑顔で言っていた。娘が1歳になるまで、私もそんな日々が続いていた。そして、睡眠不足が身体的、精神的に及ぼす怖さを身を以て知っているので、パティの笑顔を見ていると、不憫になると同時に、大きな刺激を受けるのである。

クラスメートの中には、もちろん私と同年代の男性も含まれている。つまり、彼らの家庭では、妻が働き、専業主夫の夫が学生の身分であるという関係。そんな男性が私の周りに多いので、最初はかなり驚いた。今となれば、別に驚くようなことではないと思うのだが、とりわけ家庭内での性別役割分担が強く決まっている日本から来た私には、当初は新鮮な感覚だった。妻が夫を養えるだけの経済能力があり、かつ、夫が専業主夫をこなせるだけの家事能力が、当たり前のようにあるということが、素晴らしいと思ったのだ。

そんな彼らが決まっていう一言。「Couples take turn」(夫婦はかわりばんこ)。つまり、お互いの人生の中で、夫が働き妻を養う時があれば、妻がその任務を交代する時もある。妻が中心になって子育てする時もあれば、夫が子育てを引き受ける時もある。人生の変化に応じて、しなやかに、効率的に、夫婦の役割を変化させていくことは、夫婦間の絆と信頼感を深める大きな一因であると、思うのである。

いつも午後の授業が終わると、専業主夫学生のトニーは、急いで教室を出る。「これからスーパーに行って、娘を迎えに行って、帰宅したら娘の宿題を見ながら夕食作らなきゃ。」そんな彼の表情は、いつもキラキラしている。

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