本当の個性とは

9月から始まったカレッジの授業も、冬学期の終わりを迎えた。もっとも難関でもっとも楽しかったのが細胞生物学。高校で化学専攻だった私には、新しい発見だらけだった。私たちの身体の中で、驚愕するようなメカニズムが緻密に絶え間なく働いていて、我々は生きているんだということに、40近くにもなって初めて、深く深く気付かされた。私の細胞の中のミトコンドリアに、改めて「本当にありがとう」と言いたい(笑)。

遺伝子組み替えなど遺伝子工学に対して、今まで哲学的、感情的に批判するだけだったのが(遺伝子組み換え作物は、身体的、環境的被害が大きく、デメリットがあるという意見)きちんとした基礎知識を頭に入れ、遺伝子組み換えのメリットも客観的に捉えられるようになったのは、大きな収穫。

あと、細胞分裂の分野の学習で学んだこと。800万通りもある精子の染色体の組み合わせと、同じく800万通りの組み合わせをもつ卵子の染色体。受精したらなんと精子・卵子の組み合わせで、同じ親からでも64兆とおりの子供ができうるのである。膨大な組み合わせの数から、たった1つの組み合わせを持って生まれた私たち。

最近の子供は個性がないって言われて久しいけど、染色体レベルで考えると、生まれてきただけで、もうギラギラするほどの個性の持ち主で、オリジナリティに溢れた存在だと思うのである。そのままでいい。大人は個性個性、って言いすぎる。

まさに生きているってすごいことだ!と気付かされた濃い3ヶ月であった。
そして、毎日、60兆個の自分の細胞たちに感謝しつつ、今年も暮れてゆく。

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