友達とベンチ

私の弁当生活も次第に適当になり、それと比例するように娘が毎日野菜だけを残すようになった。ちゃんと残さず食べるようにしつこく注意するのだが、更生しないため、従来の忠告通り、弁当作りをストップすることにした。

本当に弁当作りをストップするとは思っていなかったようで、娘は、ひどく動揺して、「ちゃんと食べるから作ってーーーー」とワンワン泣いてせがんできたが、約束は約束。学校では給食もあるし(娘の口にはあまり合わないようだが)、弁当がなくても飢えるわけではないので、泣いても叫んでも知らないふり。弁当作りから解放された現在、若干ではあるが、ゆとりある生活を送っている。

さて、娘の学校の運動場に設置されているベンチにまつわるエピソード。「バディベンチ(友達ベンチ)」というらしい。ここには、休み時間に友達と遊びたいが一緒に遊ぶ友達がいない子が座る。その子は、誰かが声をかけてくれるのを待っている。そしてバディベンチに座っている子を見つけたら、誰かがその子を誘い一緒に遊ぶ、というシステム。

娘は過去に2回、バディベンチに座っている子に声をかけたらしい。1回目は男子で「君とは遊びたくない」と無下に却下されたようだが、2回目は女子で、その子とは一緒に遊ぶことに成功したらしい。

なかなか面白いアイデアの「バディベンチ」。そこに座る子は、自分がひとりぼっちであるという事実を自ら認め、その上で、他に助けを求める態度を示している。これは、子供とはいえなかなか難しいことだ。声をかける子ももちろん素晴らしいが、バディベンチに座るという行為は、それ以上に勇気のいる素晴らしい行為だと思うのである。

翻って、毎日の勉強に忙殺されながら学生生活を送っている私。カレッジではクラスメート同士がスタディグループという勉強仲間を作り、助け合いながら勉強する学生がほとんど。そこでは、誰かを助けるだけではなく、助けを求める素質も大事なのである。

私は、誰かに助けを求めるということが、結構苦手な方であるのだが、その苦手意識を克服せざるを得ないくらい、今の私には助けが必要。なぜなら一人で勉強していていると、解らないことだらけだから。週末のクラスメートとの勉強会が、私の救いの神様なのである。



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