トリクルダウンの週末

先週末、お友達夫妻(夫:グレッグ、妻:テリー)の別荘へ家族3人でお邪魔してきた。ポートランドから約4時間ほどの山間部の小さな町にある別荘地だったのだが、いろんな意味で興味深い体験であった。

別荘2
テラスからの眺め


まず驚いたのは、その別荘の豪華さ。建設費用は200万ドル(約2億円)ほどかかったらしく、美術館か、プチホテルに来た気分。家の細かいところに工夫やアイデアがあったり、家具や調度品もハイセンスなものばかりで見ているだけで、惚れ惚れする内観。2億円、ってすごすぎて、一般庶民にはよくわからんけどね。

20人泊まれるバスルーム付きの寝室や子供用プレイルーム(将来の孫たちの部屋となる予定)も完備。キッチンには、ピザ釜があったり、バーカウンターがあったり。地下にはもちろんワインセラー。テラスにはジャグジーやたき火コーナーあり。別荘の周りには、プール、乗馬、ゴルフコース、子供の遊び場など、もう一流ホテルのクラブフロアよりすごい。

別荘1
人のサイズが小さく見える空間


グレッグもテリーも、億万長者とは全くわからない見た目。ジーンズにパタゴニアのシャツを着て、家の中を裸足でペタペタ歩いている。一緒に会話をしていてもお互いの経済格差を全く感じないので、それもまたすごい。夜はみんなでピザパーティー。朝はグレッグがパンケーキを焼いてくれたりと、非常に心温まるホスピタリティであった。ここにタダでステイできるなんて、友達って本当にありがたい。夢のような2日間を過ごさせてもらった。

ちなみにグレッグは某証券会社の取締役なのだが、たった一代でこの資産を築き上げられる、アメリカの資本主義とは、日本人の想像をはるかに超えてはんぱない。そして、この国の資本主義がもたらす格差もはんぱないのだ。別荘地には白人ばかり。アジア人は私だけ。人種のるつぼと言われているアメリカにも、この人種隔離的な社会が多数存在する。

そうは言っても、私たち家族はこのアメリカ資本主義社会がもたらす*トリクルダウンにあやかり、楽しい週末を過ごすという結果となった。そして、ポートランドの我が家に着いたら、自分の家が、えらい小さく見えた。でも、やっぱり落ち着くんだな。

*富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちる(トリクルダウンする)という理論

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